創価学会 未来部 希望ネット 〜未来部担当者ホームページ〜 トップページサイトマップ
未来部 少年少女部 中等部 高等部

部員会
師子王(ライオンキング)御書
コンクール
少年少女希望絵画展
作文コンクール
合唱団
合唱団紹介
合唱団推薦曲一覧
合唱技術向上のために
少年部歌
希望読書運動
推薦図書一覧
資料館
少年少女部の淵源
少年少女合唱団の歴史
作文コンクールの歴史
少年少女希望絵画展の歴史
合唱技術向上のために
少年少女部 合唱技術向上のためのアドバイス!
 
富士少年希望少女合唱団 技術指導 南場博樹さん(指導歴:約30年)
 
   はじめに

合唱は、自分が思った感動や心を、声を使って相手に伝えることであります。上手だからといって、相手に感動を与えるとは限らず、心がこもっていなければ、どんな声を出しても、相手に感動を与えることはできません。

私たち富士少年希望少女合唱団が目指している合唱とは

  聞く人に「勇気」と「希望」を与える合唱
信心している喜びが表現できる合唱 

 であります。
 ここでは合唱技術向上のためのポイントを述べておきますので、
参考にして頂ければ幸いです。

 

 
   1. 発声について

合唱で一番大切な事の一つに発声があります。
合唱をする上で、地声(生の声)は、表現力に乏しく、音楽としても発展していくことができません。正しい発声法を心がけて、充実した発声練習に取り組んでいきましょう。

<何故、発声練習が必要なのか>

 発声練習を行う目的として、

  1. 自己表現を、声を通してできるようする
  2. 美しい声が出るようにする
  3. 高い声・低い声を出せるようにし、いろいろな歌が歌えるようにする
  4. 正確な音程がとれるようにする
  5. 気持ちのいいハ−モニ−をつくれるようにする
  6. 響きのある声を出せるようにする  

 などがあります。

良い地声(生の声)は、曲の種類や場面によっては生かすことができますが、まわりの声と融けにくかったり、響かないこともあります。

 また、目指すべき声として、

  1. 美しい、張りと勢いのある声
  2. 響きのある声
  3. 子供らしく可愛い声
  4. 明るい声
  5. 自在な表現ができる声
  6. 周りと融合できる柔軟性のある声 

 などがあります。

良い声をつくるには、時間がかかりますが、壊れるのは一瞬です。発声練習を通して、声に磨きをかけ、聞く人に勇気と希望を送っていける合唱ができるように心がけて参りましょう。

<発声練習の方法>

発声練習については、合唱練習を始める前に、以下の点に注意して行っていきましょう。

【1】姿勢(前傾姿勢)

  1. 足は、肩の幅ほど開き、左右どちらかを少し前に出してもよい。
  2. つま先に体重を少しかける。カカトに重心、体重をかけないようにし、息がスム−ズに流れるようする。
  3. 腰が曲がらないように注意し、胸を張る。
  4. 膝を柔軟にしておく。

【2】呼吸(腹式呼吸)

  1. お腹に息を入れ、横隔膜は下げる。
    ※横隔膜が上がると息や声が詰まりやすくなります。特に、女の子は、胸式呼吸になりやすいので、気をつけましょう。
    ※前屈で息を吸うと、お腹に息が入る(横隔膜が上がらない)感じがよくわかります(本当は息が肺にはいるのであって、腹に息が入るのではない)。
  2. 力を入れすぎて、固くしすぎてはいけない。
    ※お腹(なか)に力を入れすぎると、首筋や肩に力が入ってしまうので、お腹をへこませないようにする方がよい

【3】上半身

  1. しっかりと立ち、上半身を支える。
  2. 腰が体の中心になるように、上半身を支えるように、しっかりと立つ。
  3. 足がふらつかないように気をつける。
  4. 肩や首筋、胸、あごに力を入れないようにする。
    ※一生懸命になればなるほど、力が入り、首に青筋がたってしまうので注意しましょう。
  5. 肩や首を上下左右に動かしたり、軽く回しながら歌うと、余分な力が入っているかどうかがわかる。

【4】口の開け方

  1. 口を大きく開けるより、口の中を開ける事が大事である
  2. 奥歯を開けるようにする(指が1本入るくらい)
  3. 歯を食いしばると、のどと首に力が入り、息が流れなくなる
  4. 舌は浮かす。ベタッと下につけたりして堅くしない
  5. 上唇を中心に横に開けば、自然とほっぺたは斜め上にいく
  6. 上の歯が見える位にあけると、明るい声になる
  7. 顔面の筋肉は柔らかくしておく(顔を両手でマッサ−ジ)

【5】響き

声の響きについては、以下のイメージを持って発声するようにしていきましょう。
  1. 声を上あごに乗せて、真上に響かせる
  2. 声の方向は、正面斜め上の方向に飛ばす。響きは30m上に、のどがあるように声を出す
  3. 目の奥と鼻の奥を開けて、空間を作るようにして声を出す
  4. あごが前に出ないように、少しあごを引く。
    ※あごの角度が声の響きに深く関係している。一番響く角度を、音の高さによって多少違うが、さがす。
  5. 声を上の歯から下へ落とさないように、声を上に吊る様な感じ
    ※特に、低い音程を出すとき
  6. 発声の時、男子は裏声から始めていくのもよい
    ※高い声から入ると地声が出にくくなる
  7. ハスキ−な声は、声帯が開き、声が荒れる恐れがあるため、一点に集める意識をもたせ、細い声を出させる
    ※強い声で出すと、ますます声帯が荒れてしまうだけである

【6】イメージ

  1. 空間と身体がいっしょになったように
    ※右手を顔の斜め前に出し、前頭部にむかって空気の玉を入れるようなイメージで動作をし、息の入ってくる感覚をつかむ。
  2. 声のエネルギーと空気が循環するように
    ※息が、前頭部から入って上顎を通って、おなかとつま先を経由して、再びお腹から上顎を通って、響きを伴って空間に帰るというように、空間と自分の体をエネルギ−と空気が循環するというようなイメ−ジ。
    ※最初に入ってくる息をのどの奥に入れると、こもった響きになるため、気をつける。
 
ページトップ
  2. 合唱指導について

 より良い練習をするためには、教える側の基礎知識と心がけが大切です。合唱練習を通し、子供たちに自立の心や団結の大切さなど、合唱技術だけではなく多くの事を学ばせていくことが大切です。

<合唱指導の基本姿勢>

 合唱指導を担当する以上、一人の教育者としての自覚で取り組んでいくことが大切です。牧口先生の箴言集より、以下の通り抜粋して見ましたのでご参考ください。

牧口常三郎先生箴言 ※抜粋

  1. 認識と評価は違う。自分の感情や想像で、人や物事を判断してはならない。人からの伝え聞きや評判をもとにして評価するのは危険である。
  2. 児童の学習ぶりを、学習生活を、もっと適切にいうならば、児童自らがなすことによってのみ、学ぶことのできる学習方法の指導を側面からなすこと。
  3. 教育は、知識の伝授が目的ではなく、学習法を指導することである。
  4. 楽しくて、わかりやすくて、しかも、能率的でなければ創価教育ではない。

<合唱指導の心がけについて>

団員を練習に集中させるためには、メリハリのある練習、行動が大切になります。合唱指導の際は、以下の点を心がけ取り組んで参りましょう。

合唱指導のポイント

  1. わからないことが何か、はっきりさせる習慣をつける。
  2. 小さい声でも聞くことができる習慣をつける。
  3. 言われたことを一生懸命できる習慣をつける。
  4. 「これでいいのかな」と自分を振り返る習慣をつける。
  5. 子供たち自身で気づいて行動できる習慣をつける。
  6. 「何故だろう、どうしたらいいだろう」と考えさせる時間を取り、自分で考えさせる習慣をつける。
  7. 一人一人をしっかりと認識するように心がけ、問題については、「どうしてこうなるのか」という原因を突き止めれるよう、粘り強く激励する。
  8. スタッフは常に、子供たちの練習の様子に注意を払うようにし、技術スタッフを側面から応援していく(練習態度や、姿勢など)。
  9. 子供たちで出来ることは、できるだけ自分たちで行動させる。
  10. 動作内容を細かく段階的に設定する(一つ一つの動作に集中できるようになる)。

歌うときのポイント

  1. 言葉や発音を丁寧に美しく特に、鼻濁音、子音、語頭語尾、イントネーション、抑揚に気をつける。
  2. フレーズ(まとまり)を大切にし、息を吸ってはいけない所で、息を吸ったり、切ったりしないようにする。
  3. フレーズの終わりやブレス(息継ぎ)の前の音は、短くなりやすいので注意する。
  4. 歌の表現を豊かにするために、歌詞の内容や指示にしたがって変化をつける。それが、声の広がりや説得力につながっていく。
  5. 言葉からくるイメージを大切にする。子供たちに歌詞をどのように表現したらよいか意識させる。子供自身から「このように歌いたい」と自発的に意識させることが大切である。
  6. テンポはとても大切で、指定のテンポで曲のもっている雰囲気を感じ取る。その前提に立って、少し速くしたり遅くしたりは指揮者の感性である。
  7. 自分たちがどのような声か、録音して聞いてみることも大切。客観的に自分たちの声を聞き、意識して向上させていく。
選曲のポイント
  1. まず、斉唱をしっかりできるようにする。輪唱や簡単な2部合唱の短い曲から始める。最初から3部合唱などをしないようにし、段階的に技術向上を目指していく。
  2. テンポが速かったり、「ソ」より低い音程が多い曲は、地声になりやすいので注意する。テンポは、あまり速くなく、高めの音がでてくる曲で始めるとよい。
  3. 練習の際、テンポの速い曲と遅い曲を平行して練習するとよい。
練習時における確認内容
  1. すばやく行動をする練習をする。
  2. きちっとした返事を心がける。返事を通して、指導者と団員の反応の良い意志の疎通は大切である。
  3. 今日の練習を「めあて」をはっきり認識させる。
  4. 声に出さなくても手振りだけの合図で動けることも大切。
  5. 「知っている」「わかる」と「できる」とは違う。
  6. 目を離さずに集中出来る練習をする。
 
ページトップ
   3. 合唱指導Q&A

Q.パ−トはどのように決めればいいでしょうか?

 

A.パートは高い声が出る、出ないで決めることでありません。以下の点を注意して決定していきましょう。

  1. 声の質によってソプラノ・アルトを決めるようにしましょう。
  2. 音量バランスは、主旋律でない場合には、アルトがソプラノより少し弱い方がいいでしょう。
    ※アルトが強いと合唱になったときに汚く聞こえてしまう
  3. 男女の比率は、高い声が出ないからといって、男子が圧倒的にアルトにいるというのはいけません。
  4. 男の子のソプラノというのは、女の子より響くし、透明感があると思うので、声が出るように育てていくようにしましょう。

Q.音程のとれない子はどうしたらよいでしょうか?

 

A.まずは、音程感覚に慣れさせることが大切です。きちっと音程のとれる子の間に並べるなど、音程感覚になれるような環境の中で、練習できるようにしてあげましょう。

音程感覚がなれるのは、時間がかかるので決して焦らずに粘り強く指導していきましょう。

Q.元気に歌うには?

 

A.「元気に!」との声に、ついつい怒鳴ってしまうことがあるかもしれません。
「元気」ということは、怒鳴ることではないことを教えてあげましょう。

息のスピ−ドと腹筋の使い方で、勢いのある大きい響きのある声が出ることを教えていきながら、自信をもって元気良く歌えるように指導していきましょう。
※息のスピ−ドがないと、元気のない、弱々しい声になってしまうので注意しましょう。

Q.どのように曲を作りあげていったらよいでしょうか?

 

A.曲を作り上げる時のポイントは

  1. 歌詞のイメ−ジを大切にする。
  2. メロディを何回も歌い、そこから作曲者の意図を感じとる。
  3. 曲の仕組みを理解する。
  4. テンポ(速度)を大切にする。
  5. フレ−ズや強弱記号から曲のイメ−ジや表現したいことを感じとる。

Q.指揮について教えて下さい

 

A.指揮をするときのポイントは

  1. どこで始まって、切って、休むかを、しっかり合図をする。
  2. テンポを示してあげる。
  3. 「どのような大きさで、どんな感じで歌ったらいいか」
    「音程やリズムが合っているか」 
    「どんなバランスでハ−モニ−したらよいか」
    等を判断してあげる。そして、音楽を子どもたちから引き出してあげる。
  4. 基本的に、右手はテンポやリズム、拍子などを示し、左手はメロディやフレ−ズ、強弱など音楽性を示していくなどの役割分担となります。
     しかし、お互い一緒の時もあれば、反対の時もあるため、自由に表現して、子どもたちに指揮者がどのようにしたいかを伝えていくよう心がけていきましょう。

Q.楽しく歌えるにはどうしたらよいでしょうか?

 

A.声が気持ちよく出せるようになることが大切です。

歌詞やメロディに感情移入ができるようになることや、歌うことになれて、短い歌(易しい歌=比較的時間をかけず歌えるようになる曲)と比較的持続して歌う曲を並行して歌うようにするなど、練習を楽しく行っていけるように心がけていきましょう。

 
ページトップ
Copyright(c) Soka Gakkai (JAPAN) All Right Reserved.
未来部 希望ネット